6日目 度胸試の1日

靖子10今日は忙しい一日でした。金曜日の授業は短縮授業のため、午前中に3コマ入っています。休み時間も通常20分のところ10分なので移動だけでも落ち着いている暇がありません。さらに、今日は1対4のクラスでプレゼンテ―ションをしなければならず、気持ちも落ち着きませんでした。   昨日は夜な夜な、貸してもらったPCで映像資料を準備しながらソファで寝てしまいました。今朝は朝食を食べる余裕もなく、机で原稿を準備していました。するとルームメイトのジャネットが、クラッカーをくれて、アヤコさんが「寝てないからビタミンが必要だよ」とカラマンシージュースをくれました。こんなとき、ルームメイトの存在はとてもありがたいです。ルームメイトの優しさに励まされ、なんとか原稿の準備を終えました。しかし、通しの練習ができなかったため本番まで非常にドキドキしていました。  

プレゼンテーションは、聞く側がジャッジします。項目ごとに得点が割り振られています。(以下参照)

<プレゼンテーション評価基準>
①大きな声か、まっすぐに立っているか、アイコンタクトはあるか、メモを用意しているか(20点)
②序論、本論、結論はあるか(20点) ③写真や図、パワーポイントを用いているか(20点)
④target language(今回は能動態・受動態)を正しく使っているか、原稿を読んでいないか、質問に答えられたか(30点)
⑤発表は10分以上15分以内か(10点)  

テーマは、日本の祭りの紹介で私の出身地の「青森ねぶた祭り」を選択しました。ねぶたの興奮を伝えるには、つたない私の英語で説明するよりも、音や映像が有効だと思い、インターネットから写真や祭りばやしの音楽をダウンロードしてつぎはぎして自作のムービーを作りました。これが好評で、プレゼンテーションは3人のジャッジを平均して92点/100点満点の高得点を獲得することができました。   自分の発表に対して、他の人の評価がもらえるのはとてもうれしいことです。さらに、「原稿を読まずに説明できるともっといいね」とザイーダ(先生)からアドバイスももらいました。発表を無事終えた安心感のなか、次はもっと細部までわかりやすく英語で伝えたいと強く感じました。準備は大変だったけれど、プレゼンテーションに挑戦したことは短い英語研修のなかで大きな経験となりました。   …と、きれいに終わるかと思われた英語研修。

靖子11最後の度胸試しは、卒業式でした。金曜の午後は、卒業式が行われます。たった1週間の滞在でしたが、私も卒業式に出席することになりました。開始20分前に突然、「代表でスピーチやって」とのお告げ…。驚愕!卒業式で人前でスピーチなんて、しかも英語でなんて、無理無理!でも「もう決まっちゃったから」と笑って流されました。   急いで原稿を考えようと、本を調べてみるも極度の緊張状態で思考が停止。あ~もうこうなりゃ、ぶっつけで勝負だ!と腹をくくって会場にのりこみました。会場に行って知らされたのは、「トップバッターだから」と…。失笑。誰かのスピーチの言い回しをまねてそれとなく言えばいいかな、と思っていたのに。終わった…どうにでもなれって感じでした。
 
卒業式がはじまりました。MCが「YASUKO~TANAKA~」と呼んだ瞬間なにかのスイッチが入った気がしました。たくさんのオーディエンスが目に入ったとき、楽しんじゃえ!と思いました。あとで思い返すと不思議なほど、堂々とスピーチしていたと思います。目薬を使って、泣く小芝居までするという大胆な行動にでましたが、オーディエンスの反応がよかったのは気持ちよかったです。